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職人現場ノート

石川商店のほぼ毎日の絵日記です。

【密着】屋根材を全交換する「葺き替え」って具体的にどんな工事?実際のスレート葺き替え現場に事務員がお邪魔してみた

【密着】屋根材を全交換する「葺き替え」って具体的にどんな工事?実際のスレート葺き替え現場に事務員がお邪魔してみた
2016年05月12日|職人現場ノートsakai

古い屋根材を剥がして新しい屋根材を葺く「葺き替え工事」…とはいうものの、その様子を見る機会はそうそうありません。やはり、細かい部分の作業はどのように行われているのかとても気になります。だって事務していただけでは普通見れない部分ですもの。

今回、屋根事業部長の林さんよりニチハ・パミールからコロニアルグラッサへの葺き替え工事の現場に行ってみないかと誘って頂けたので、私おにゃがわらは「記録係」として現場にお邪魔させて頂きました。

お邪魔した屋根は16坪のお宅。とはいえ、見どころはかなり多め……ですので、一部だけご紹介いたします。

目次

  1. 工事の前に…
  2. 古い屋根材をはがす
  3. 大丈夫なのか?当時の意外な施工

 

工事の前に…

現場1

今回は分譲地のようですね。15坪前後のお宅が立ち並ぶ中に今回の現場がございました。

朝少し早めに現場に到着し、初めに林さんがお客様へご挨拶。それから準備を開始します。

正面の足場の部分に梯子を掛けるのですが、その前に梯子を掛ける位置からトラックまでの道に黒いシートを敷き始めました。

現場養生

一体これは何故に…?

どうやら剥がして下ろした屋根材を、梯子からトラックに運ぶときに敷地内を汚さない為なんだとか。

フェンスにかけてあるシートも、キズを付けてしまわない為だと林さんが教えてくれました。

 

シートを敷き終え、トラックから工事の道具を下ろしてから梯子を掛けます。

現場2
現場3

梯子を設置し、材料を屋根に上げる為の【荷揚げ機】を取り付け、それから屋根の上に上がっていきます。

以前別な現場にお邪魔した際、どう頑張っても梯子から屋根に上がれなかったおにゃがわらですが、今回も梯子から登れなかったので足場からよじ登ってお邪魔します……

 

さて、こちらのお宅はパミールからの葺き替え。

現場4

あれ?そんなに大したこともなさそう?とも思いましたが、これは以前林さんが投稿している記事にあった、ミルフィーユ状の剥離の始まりのよう。

よく見ると小さな水玉の剥げもちらほら見られます。

また、トップライト周りは場所に合わせて屋根材を切っている為か、割れが見られました。これはよくあることのようです。

現場5

 

古い屋根材を剥がす

眺めているうちに、いつのまにやら道具を手にした職人さんによる屋根材の撤去が始まりました。まずは棟の板金を剥がし、下の木材もビスを抜いて撤去していきます。

現場7現場8

この時、棟の上に乗っている妙な鈍色の物体。こちらは飯田産業さんの棟換気なんだとか。このとき、換気用の穴が開いていないという事故がたまにありますが、このお宅には換気穴がちゃんと開けられていました。

現場9

早速どんどん剥がされていく屋根材。よく話に聞く釘のサビや結露らしきものが見られてきました。林も「あーあ」といいつつ写真におさめていますね。

……と、ここで職人さんから

「おにゃがわらちゃん、スレート少しならそんなに重くないよ?」

えっ

「ちょっとずつでいいから持っていってー(笑)」

 

片付け担当になりました。

 

現場11

スレートはだいたい1枚3キロと少し。インドア万歳系の私は1度に三枚が限界。

それを荷揚げ機の台に乗せ、ある程度溜まったら下に待機している方に声を掛けて降ろしてもらいます。

 

 

どんどん剥がされるパミールを必死に運んでいるうちに……

現場12

無事丸裸になりました。分担作業が大事と聞いたのでほぼ意地で運びました。既に足腰が痛いです。お役に立てたのかは不明です。

しかし…

 

大丈夫なのか?当時の意外な施工

撤去中に、私から見ても「これはやっちゃだめなのでは……?」と思うものがちらほら見受けられます。

 

①ダンボールの切れ端があちこちから出てくる

現場13

屋根材を剥がすと時折出てきた茶色い切れ端。おそらく、屋根材を梱包していたダンボールの切れ端ではないかと思われます。

雨漏りするとか、影響はなさそうですが……あんまり片付けされてなかったんだろうな……

 

②下葺きが2種類使用されている

現場14

緑色のものと、深緑のものが使われていますね。それぞれ違うメーカーの下葺きです。これは大丈夫なのか…?と思われますが、【940適合品】という同じ規格で登録されているもの。機能はほぼ同じなのだそうですが……

 

③ケラバに使われるべき部材が使われていない

これが一番驚きました。通常この部材の空洞部分にはぴったり納まる木材が施工され、そこにこの板金を留め付けないといけないんですが……ぽっかり空いてます。

何故?というと、実は10年ほど前ではよくあった事なんだとか。そのため、この部材が外れて落ちてしまうなんて事も………実害があるぶん、ちょっと怖いですね。

 




 

ベテランの職人さんが言うには、瓦を剥がす時には前の職人さんがどんな葺き方をしているのか学びながら剥がすのだと言っていました。

良い葺き方なら真似をして、よろしくない部分は自分なりに改善をするのでしょうね。もしかしたら他にも、職人ならではの見方があるのかもしれません。

 

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入社四年目のしがない事務員『おにゃがわら』
事務したり現場お邪魔したりあっちこっち。

【趣味】 読書、昼寝、考察、夢を文章に起こす。
【目標】 文章構成力の上達。部屋を片付ける
【最近】 一眼レフカメラをようやく購入
【一言】 用語の勉強をせねば。楽しや難しや。

屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com 
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