基礎知識まとめ（使用していない）

一戸建てオーナー必見！誰も教えてくれない屋根のひみつ １，これだけはやっちゃダメ！ベスト５ ２，角度と形状による長所・短所まとめ ３，おすすめの屋根仕様 ４，屋根講座　超入門編 （見出しからページ内リンク） これから一戸建てや一軒家を買う人、建てる人、もう住んでいてリフォームしたい人、建替えたい人。そんなあなたに知っておいて欲しい、見えない屋根のひみつを、屋根の専門家が、こっそり教えちゃいます。 【これだけはやっちゃダメ！ベスト５】 ・デザインに凝って複雑な屋根形状にする。 ・どうせ見えないから色だけを選んだ。 ・価格だけで屋根材を決めた。 ・悪徳業者が喜ぶ屋根になっている。 ・無駄なメンテナンス費を払っている。 さあ、あなたは大丈夫ですか？ひとつでも思い当たったあなたは、続きを読まないと損しますよ〜。（笑） 【角度と形状による長所・短所まとめ】 『簡易版』 「角度が緩やか」 長所 ・メンテナンスがしやすい ・工事価格が安い 短所 ・雨漏りが起こりやすい ・デザインに個性が無くなりやすい 「角度が急」 長所 ・雨漏りが起こりにくい ・デザインに個性が出やすい 短所 ・メンテナンスがしにくい ・工事価格が高い 「形状が簡単」 長所 ・雨漏りが起こりにくい ・メンテナンスがしやすい ・工事価格が安い 短所 ・デザインに個性が無くなりやすい 「形状が複雑」 長所 ・デザインに個性が出やすい 短所 ・雨漏りが起こりやすい ・メンテナンスがしにくい ・工事価格が高い 『プチ玄人版』 「陸屋根」（屋上などの平らな屋根） 長所 ・土地（屋上）の有効利用 ・ソーラー設置時はメンテナンスが簡単 短所 ・雨水が溜まりやすい構造 ・約１０年に一度、防水工事が必要 「傾斜屋根（勾配屋根）」（傾斜させている・角度がついている屋根） 長所 ・雨水が溜まらない構造 ・急な角度ほど、雨漏りしにくい ※屋根材が設置される事で ・防水下地の劣化が抑えられることがある ・防水層が二重になることがある ・断熱層ができることがある 短所 ・急な角度ほど、工事費用が高い ・６寸勾配以上で屋根専用の足場とその費用が必要 ・屋根材が劣化する 『形状』 「切妻」 長所 ・工事価格が安い ・雨漏りしにくい ・屋根裏の換気がしやすい 短所 ・屋根がない面の外壁が汚れやすい 「寄棟」 長所 ・外壁が汚れにくい 短所 ・工事価格が高い ・屋根裏の換気がしにくい 【おすすめの屋根仕様】 上の長所・短所を考慮して屋根の専門家が２つのパターンをおすすめします。 意味が分からなくても「これにしてください！」と言えば大丈夫です。 『シンプルイズベスト』 ・真切妻 ・勾配４寸〜５寸 ・棟全長（壁から出ている部分は不要）に換気棟設置を設置 ３０年以上住むなら更に、 ・屋根材は粘土瓦（釉薬瓦） ・棟は乾式の耐震工法 「おすすめの理由」 ・シンプルで雨漏りが起こりにくい ・シンプルで工事価格が安い ・人間が楽に歩けるので工事価格が安い ・適度な傾斜で比較的雨漏りが起こりにくい ・ほぼ全種類の屋根材が施工可能で色々と選べる ・屋根裏の換気能力が最大なので結露しにくい 屋根材を粘土瓦（釉薬瓦）にした場合 ・３０年以上ほぼお手入れいらずで追加費用がほとんど掛からない ・見た目が新築時からほぼ変わらない ・防水層の劣化が抑えられる ・断熱層ができる 『屋根で差別化！圧倒的存在感の自慢の家』 ヨーロッパの歴史的建造物や日本の古民家などに多い。 ３０年以上住むのが前提です。 ・真切妻 ・勾配１０寸以上 ・屋根材は粘土瓦（素焼き瓦推奨、釉薬瓦数色の混ぜ葺きも可） ・棟全長（壁から出ている部分は不要）に換気棟を設置 ・棟は乾式の耐震工法 ・３０年以上ほぼお手入れいらずで追加費用がほとんど掛からない 「おすすめの理由」 ・シンプルで雨漏りが起こりにくい ・急傾斜で雨漏りが起こりにくい ・屋根裏の換気能力が最大なので結露しにくい ・防水層の劣化が抑えられる ・断熱層ができる ・屋根の表情の変化を楽しめる、色使いを楽しめる ※あくまでも個人的見解です。 【屋根講座　超入門編】 要点ばかりでは物足りない！屋根の事を詳しく知りたい方は、こちらの目次から超入門編がご覧頂けます。 目次 ・第１講　日本における「屋根」とは？ ・第２講　屋根の「傾き」 ・第３講　屋根の「かたち」 ・第４講　屋根の「部位」 ・第５講　屋根材の「種類」 ・第６講　屋根材毎の「お手入れ方法」 （目次から下層の各ページ及び、ページ内リンクへ）