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【住まい手の味方】全国の瓦屋さんに怒られそうですが「瓦の漆喰(しっくい)塗り替え工事は不要です!」【第4回】

【住まい手の味方】全国の瓦屋さんに怒られそうですが「瓦の漆喰(しっくい)塗り替え工事は不要です!」【第4回】
2015年11月20日|得する屋根知識sakai

品川区で最古の瓦屋。屋根ひとすじ75年。

石川商店の三代目、石川弘樹です。

常日頃から、私の目が届く範囲の家の屋根を守りたい!という想いから始まった、「一軒家の味方」シリーズ。

 

第3回は、

「「屋根の無料点検」を巧みに使った、訪販業者のよくある手口」

(クリックで前回の記事が開きます。)

についてお話しました。

実際にリフォーム詐欺被害に会う方々に共通するのは、

善意に弱い」「無料に弱い」のです。

ですからよく覚えといてください。

無料ほど怖いものはない」のです。

 

さて、第4回目は、

「瓦のしっくい工事」を巧みに使った、訪販業者のよくある手口をご紹介します。

 

 

全国の瓦屋さんに怒らそうですがハッキリ言います。

 

ただの「瓦の漆喰(しっくい)塗り変え工事」は無意味です!

 

石川商店は全日本瓦工事業連盟(全瓦連)に加盟しています。

また、ぼく個人としても東京都の青年部連合会に所属し活動しています。

そんなぼくが言うくらいなので、ちゃんとした理由はあります。

順番に説明しますね。

 

全国の瓦屋さんが通常行っている、瓦の屋根の棟の漆喰塗り変え工事。

平均の金額が1mあたり2000〜3000円が大体の相場です。

 

実際には1軒の家で約20〜40mの「棟」がありますので、

4〜6万円の工事金額になることが多いです。

 

10万円以下の値ごろ感で、瓦の屋根のメンテナンスが出来るのであれば、

お客様も喜びますし、瓦屋さんとしても営業の入口として最適なので喜びます。

 

では何が問題なのか?

ちゃんとした瓦屋さんが工事すればまだ良いのですが、

漆喰を塗り替えたとしても、瓦の屋根の棟の問題は基本的に解決できません

その商法を利用した異業種も漆喰塗り変え工事を行っています。

例えば、ペンキ屋さん、大工さん、左官屋さん、リフォーム屋と名乗る若いお兄ちゃん

本職の瓦屋さんでは無い作業には危険が3つあります。

 

 

・雨漏りの危険度があがる「厚塗り

・手抜きの「重ね塗り

・作業中の瓦の踏み割れ

 

 

これらは全て瓦に対する無知が原因。

何のために漆喰があるのかを理解していない、

どういう仕組みで雨を防いでいるのかを知らないのです。

中には自分で踏んで割った瓦を持ってきて、

割れてましたと平然と追加請求をされるケースもあるそうです。

最悪の業者は、割った瓦をそのままにして帰り、後日雨漏りを直しに来る、、、

なんてこともあります。

 

これらの業者の手口は、どういうものなのか?

例えば、シルガード屋根用なんばんしっくいなどの「棟用の土」を

ホームセンターや瓦屋さんから購入し、車のトランクや荷台に1,2袋積んでいます。

そして手当たり次第に飛び込み営業を行うのです!

 

例えば、こんな会話が予想されます。

 

 

業者「漆喰が剥がれて雨漏りしますよ!」

あなた「えっ?雨漏りしたら大変!でも修理ってお金も時間も掛かるんじゃないの?」

業者「大丈夫です。ちょうどいま材料もあるので、30分くらいで簡単に直してあげます!」

あなた「それは助かるわ!お願いね。」

 

 

と、こんな具合です。

(お客様からお聞きした実体験のお話しをご紹介しています。)

 

場合によっては、タダもしくは、数千円程度の金額で直してくれるそう。

一見するとすごく親切に思えますよね?!

しかし実際には、棟用の土は1袋1000円前後。

彼らが欲しいのは、その後の屋根の葺き替え工事や、

親切を売りにしたその他の工事。1000円くらい安いものです。

 

ではどのように業者を見極めれば良いのか?

簡単な次の3つの質問をしてみてください。

 

 

・「かわらぶき技能士」さんですか?免許を見せてください。

・普段の瓦工事では、どのガイドライン工法で工事されていますか?

・割れていたその瓦、正式にはなんていう名前ですか?

 

 

これをそのまま言ってみてください。

 

資格に関しては、色んな任意団体で屋根のそれっぽい資格を発行していますが、

実技試験もある国家資格の免許はこれしか存在しません。

1級と2級があります。

 

資格も含め、ひとつでもあやふやな答えをしたのなら、

その業者さんにはタダでもやってもらうのはやめましょう。

◯◯瓦店と◯◯屋根店とたとえ名刺に書いてあっても答えられないのなら、そこもオススメしません。

 

そんなことも答えられない業者の工事で、挙句の果てに本当に雨漏りしてしまうくらいであれば、

瓦の屋根の漆喰塗り替え工事なんて、住まい手の立場を考えたら不要なんです。

 

そう思いませんか瓦屋さん?

漆喰塗り替えたって、棟の耐震化などの根本的な解決にはならないでしょう?

だったら、この際キッパリやめましょう!

 

とこんなことを、かわら割道場の道場長として、

ただでさえ大事な瓦を割りまくって怒られているぼくが言うと、

また怒られるんですよね〜、、、

とボヤいても書いてしまっているので、手遅れですけど(笑)

 

もし飛び込みの営業で、瓦の漆喰(しっくい)と聞いたら、

すぐに追い返してしまいましょうね♪

 

toiawase

 

【この記事と合わせて読みたい!】

 

「屋根の無料点検」を巧みに使った、訪販業者のよくある手口

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20141125_profile_01昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】  ワンピース(マンガ)
【目標】  瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 しぶといなぁ、、、
【困り事】 寝ても寝ても眠い病
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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