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教えて、屋根屋さん!第57回「瓦の並べ方にも種類があるの?」

教えて、屋根屋さん!第57回「瓦の並べ方にも種類があるの?」
2015年10月29日|得する屋根知識sakai

皆さんは瓦の並べ方にも種類があるってご存知ですか? あまり知られていない瓦の並べ方ですが、今回は主な3つの並べ方について説明します。

 

1.土葺き

土で高さを調整したり、固定したりする並べ方。主に文化財の復元工事など40年以上前に建てられた建造物に対して用いられます。
土で瓦を固定する土葺きは、土が劣化してしまうと瓦が何にも固定されていない状態になってしまうのが欠点です。そのため、地震が起きたとき、すべての瓦が軒先に落ちてしまった、という事態も発生します。特に1995年の阪神・淡路大震災ではこのような災難に見舞われた家が多かったです。
もし、お住まいの家が40年以上前に建てられていましたら、土葺きで施工されている可能性があります。新築後、1回もメンテナンスを行っていない場合、近所の屋根屋さんに一度チェックしてもらうのも良いかもしれません。

 

2.引掛け桟瓦葺き工法

台風や突風にも耐えられるよう改良された、今主流の工法です。まず固定用の木を横に並べて、屋根の下地に打ちます。瓦のつめを木の縁に引っかけ、さらにくぎで瓦を固定することで強度を高めます。土を使わない分、土葺きよりも軽いため、地震にも強いです。
現代風の平らな瓦やヨーロッパ風の瓦を並べる際は、ほぼこの工法を用います。

 

3.縦桟工法

主に昔ながらの波打った和風の瓦にて用いられている工法です。固定用の木を横だけに並べていた引掛け桟瓦葺き工法に対して、さらに十字になるよう縦にも木を並べます。並べた木枠の中に瓦を入れ、くぎで固定することで強度を保ちます。
和風の瓦は1枚1枚が微妙な曲がり方をしており、施工が難しいです。熟練の職人さんでないと、安定するよう並べられませんでしたが、この縦桟工法のおかげで、より頑丈に納められるようになりました。

 

いかがでしたか? 瓦の並べ方も時代や屋根材の種類のよって異なります。
台風や突風、地震、大雨など様々な天災に負けない屋根を作るため、このような工夫を施していることを少しでも知ってもらえたらうれしいです。

 

次回は、「カーポート、テラス屋根はどうすればいい?」についてお話しいたします。

 

「教えて、屋根屋さん!」の連載記事の目次はこちら。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜20141125_profile_01昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】  ワンピース(マンガ)
【目標】  瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 不安が多いゾウ、、、
【困り事】 寝ても寝ても眠い病
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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